アメリカの大統領選挙

随分とご無沙汰しています。
って読んでる人少ないと思いますが。

そうそう、去年からこちらでは大統領選挙キャンペーンというものが行われています。

共和党はマケイン候補で落ち着きそうですが、民主党はオバマ氏とヒラリー氏との
選挙戦が繰り広げられています。

おそらく、オバマ氏で落ち着きそうですが、ふと部外者(アメリカ市民権ないし)として思うことが。

ヒラリー氏もオバマ氏も僕はどちらも好きです。

オバマ氏は演説を聞くと、本当に乗せられるというか、英語で言うところのHOPEFULに
なるカリスマ性のある人物です。ケチをつけたくてもつけられない感じがします。

一方のヒラリー氏、彼女はいろいろな意味でいろんな目には見えないものと戦っている、
そしてその戦いで憔悴しきっている気がします。

まず、現実としてヒラリー氏を嫌いという人がアメリカにはとても多いということです。
彼女がいったい嫌われるようなことをしたというのは特にないんですけど。
ま、イラク侵攻に賛成した、情報が正しくないとわかった現在もその賛成した自分を
変えていないというのはありますが。

でもやっぱり女性というところが一番大きいのではと思われます。
女性だからこそ、女性でもアメリカの大統領といてやっていけるということを
示そうとしているからこそ、彼女の時には頑なまでの態度が、
僕であってもこの人ちょっと怖そうとか、感じてしまいます。
でも、こう感じる理由は彼女が女性としてもやっていけるということを
世間に示す必要があるから、そして世間の人々がこの人なら大丈夫だと思う必要が
あるからこそ、なんですよね。
そして僕の中でも認めたくない事実、そう女性が世界のトップ(アメリカ大統領ですし)
として不安というか、抵抗感というのがないといえば嘘になる気がします。

理性的には問題がないですけど、例えばマスコミで彼女のネガティブなニュースが
ポジティブなニュースより取り上げられるというのは、社会的にみても
その性別の差があるのではないかと。
自分自身もそんなニュースを見ると最初は納得しちゃうんですよね。

あとで客観的に考えようとして初めて彼女の女性候補者としての大変さを感じます。

もし、ヒラリーが女性でなかったらこんなに話題にもならないですし、
ましてや元大統領婦人としての経験もないことになりますが、
彼女がここまで強い自分を演じる(ているのかは別として、そのプレッシャーは確実に存在します)必要がないんですよね。

大統領っていうのは、当たり前ですが日本にある首相とは違って絶対的な権限を
持っています。それは現在のアメリカでどんなに支持率が低くても大統領が
いろいろな法案に拒否権を行使しているのを見ていてもわかるとおりです。

でも女性だからこそできなかったことができるのでは?という純粋な性別の違いによる
変化を表に出せないのが今の彼女の辛いところだと思います。

彼女は女性であり、母であり、アメリカの大統領が女性であり母である人物が
なるというのは世界に変化を与えるのには十分すぎると僕は思うんですが、
多分そう客観的に思える人はアメリカでも日本でも少ないんだろうと思われます。

母でもある人物がアメリカのトップになって、その人物が世界で影響力を行使できる
としたら、もしかしたら戦争だって少なくなるかもしれないし、
地球だってもっと積極的に大切にするんじゃないかと、思うのは僕だけなのでしょうか?

彼女は本当に特に悪いことしてもないのになぜかオバマ氏と比べると
怖くてきつい女性のイメージがあります。でも彼女の討論会での話していること、
演説で話していることは、そんなにオバマ氏と変わらないんですよね。
彼女は女性というイメージと、クリントン元政権とのイメージと戦っているんですよね。

ましてや、彼女を毛嫌いする人が多いアメリカではそれにも対応しなければならず、
そしてそのためにオバマ氏からは大統領選挙で共和党候補と一騎打ちになったときは
受かる可能性が新人候補のオバマ氏よりか低いとも言われる始末。

なんだか、毎度のようにポイントが曖昧ですが、彼女の挑戦と、おそらくそれが
成功しなそうなその現実、寂しい気がするこのごろです。
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by duggo | 2008-03-03 03:32 | Private
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