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乱射事件と僕の妄想

日本でも長崎の市長が射殺されるという許されない事件がおきました。

そして、アメリカでは遠く離れているとはいえ、バージニア州の大学で乱射事件。
昨日は帰宅してからしばらくCNNやらテレビを見ていたけど、TVをつけているだけでも精神的に参ってしまいそうだったので、ニュース番組にしておくのをやめたほどでした。

話は変わるけど、実はシアトルでもワシントン大学(UW)で先日元交際相手の男性がUW職員の女性を射殺して、自分も自殺するという事件がおきたばかり。結局はこの男性ストーカーだったみたいで、しかもイギリス人の不法滞在者だったといことが後で明らかに。このときはなぜこの男性が交通違反で警察に止められたときに不法滞在者だってわからなかったのかって話題になりました。

アメリカは国、州、市町村などそれぞれの法律が別々にあります。シアトルの場合は、地元の警察は通報があってもいちいちその人たちがアメリカ市民であるか、移民、不法移民であるかということはチェックしないとあります。一番の理由は移民は国の法律で移民局に管理されていることなので、地元警察がいちいち確認するには時間も労力もかかりすぎる、二番目の理由は違法移民だということでDVなどのすべての人の安全に関わる通報に支障をきたす、ということだそうです。確かに不法移民だからといってDVの被害者が通報できない(通報すると移民局に連絡されて強制送還されてしまうという恐れ)ってことがありえるわけで。

僕もこのシアトルの法律には賛成です。二番目の理由に賛成だけど、もしなかったら自分も職務質問とかされた場合に、こっちの免許証のIDだけじゃなくて、移民局に問い合わせて身元確認とかされるとなると、時間が異常にかかるし、それ以上に多分外出恐怖症になると思う。入出国の時のビザ、パスポートを見せてちょっと質問されるだけでもかなりビビるのに、それが普段の生活であの嫌な犯罪人扱いされているような過程が街中で起こるとなったら、ぜったいやです。

で、話はまた戻って、バージニアの乱射事件。今朝ニュースを見ると、グリーンカード(永住権)を持った韓国人学生がしたとのこと。ショックでした。偏見なんだろうけど、アメリカ市民がしたのと、外国人(永住権所持とはいえ)がしたのでは、自分に関わってくる部分がやっぱり違う、そしてなんといっても同じ東アジア系ということでも、ショックだった。

今日のニュースをまとめると、彼は8歳の時に両親と(?)移民してきて、アメリカには14年在住。同大学の英文学専攻の4年生で彼の作文があまりにも暴力的で、教授が大学のカウンセラーセンターを紹介したほど、常識から逸脱したところもあった。孤独な学生だった。等々。僕からみると、彼は悲鳴をあげていたのかもしれないと思いました。でも、結局は自分・他人の安全を脅かすという根拠がない限り、その人の人権を奪ってまで強制入院させたりするという法律はないのが実情です。

確かに、銃社会は問題です。もちろん銃規制はアメリカでは必要だという僕の意見にはかわりがありません。(驚いたのはラジオ番組である人が学生の安全を守るために適性検査にパスした学生それぞれが銃を持ち歩くべきだという意見が真剣に話されていたけど)
そして学校も最初の射殺事件から学生にEメールで知らせる(これもどうかと思うけど、メールチェックしなかったら、全く伝わらないわけだし)まで2時間もかかって、その警告メール直後に大惨事が起こってしまったという事実。学生、職員・教授、それから犯人も含めて33人の命が奪われてしまったという事実。

この犯人になってしまった彼の悲鳴を聞き逃してしまったというメンタルヘルスのシステムも問題なのでは?と思ってしまいます。孤独な移民学生。個人、学校、家族、社会のメンタルヘルスの問題に対するDENIAL(拒否反応)と情報不足、その対処法の欠陥が大きく関わっていると思うんだけど。

銃規制問題はバンバン議論して進んでほしいけど、韓国人、アジア人、移民に対する偏見、それからグリーンカード申請している人たちへの影響が心配です。

これは妄想?そうかもしれない。でも根拠のある妄想だと思う。
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by duggo | 2007-04-18 09:36 | 事件